YNU Racing Ski Team

横浜国立大学体育会スキー部のブログです。

2018年卒業 三田雄貴

こんにちは卒業生の三田雄貴です。

卒業の言葉がおそくなりました。

さてはて、何から書き出しましょうかと悩んでいます。
きっと面白い話は部長の平島を筆頭に非凡な文才をもつ圓札などが担当すると思うので私は真面目に個人史を語らせて頂きます。

とりあえず、スキーを始めたきっかけから書こうかなと思います。

スキーとの出会いは中学一年生の頃、友人からの誘いで地元のスキークラブに参加したことから始まりました。
スキークラブには誘ってくれた友人のみならず年上年下、色々な人がいて年齢に関係なく一緒に滑っていました。
私は最初、ハの字で滑ることもままならなかったので笑
上手いグループの人たちが隊列を組んで滑り降りてくるのがすごくかっこよく見えて、早く上手くなりたいなーっと思って、気づいたらスキーにのめり込んでいました。

このターンすごい上手くいった!なんて時の達成感や、晴天の中パウダーを滑る疾走感。スキーの全てが新鮮でした。

高校入学した時にスキー部に入ろうと思っていたのですが、なんとスキー部がない笑 完全にリサーチ不足でした。
そこでスキーをするのだったら体をつくろうと思って陸上の中距離をやっていました。高校ではスキーができなかったので大学でスキーをしようと思いました。

大学は一年浪人して入りました。何故かというと横浜国立大学建築学科に入りたかったからです。建築学科とスキー部の両立も後に触れようと思います。

大学ではスキーをしたいなと思っていたので新歓でスキー部を探しました。
ですが全然見つからない笑
やっとなんかスキーのビラっぽいのを持ってるちょいイカチイ人がいました。
その人は何故か新歓なのに全然仕事をしておらず、こちらから話しかけます。
そう伝説のシャイボーイさとるどんです。
サボっているわけではなくシャイなだけです。

新歓スキーもあるから来て!
とさとるどんに誘ってもらい、担当の先輩の連絡先を教えてもらいました。
新歓担当はとても丁寧に連絡をくれるのいっちでした。
今思えば新歓の待ち合わせに松葉杖をついて現れるこちらもイカチイ先輩だったと思います。

そういえば新歓での記憶にふなPが全然ないのです。
仕事してましたか??笑

ちなみにここで感動の再会を果たします。
地元のスキークラブに誘ってくれた友人との再会です。
そう、その友人とは同期の野口森君です。
仲良く浪人して仲良くスキー部に入りました笑

そんなこんなでスキー部生活が始まりました。

ざっと思い出を話すと

1年目はとりあえず先輩から同期までスキーが上手くて驚きました。
始めたばかりの人でもすぐに滑れるようになっていて、私もさらに上手くなりたいと思っていました。

2年目はプライベートで心がズタボロでした。
この場で言うことではないのですが、漢は身を焦がすような恋を経験して強くなっていくものだとだけ伝えておきます笑
そんなことはどうでもよく新歓では一個下の代が沢山入ってくれてとても嬉しかったのを思い出します。
今でもスキー以外で遊びやご飯に誘ってくれて良い後輩に恵まれました。

3年目、建築を将来の生業とする身として色々と考えないといけない年でした。
私は建築の意匠設計という分野を専門としていて、そのこととスキーの両立は全然できずスキーのトレーニングなどは不十分なままシーズンに入りました。
その年は持ち回りで全国公スキー大会の運営、さらには幹部代でスキー部の運営を就活組に変わってするなど一人であたふたしてたと思います。
そんな浮ついた状態だったためか足を骨折してしまい不毛な感じでシーズンを終えました。
骨折でスキーができなくなったのもそうですが何よりもその年はスキーを純粋に楽しめなかったのが心残りです。

4年目は骨折からの回復と建築の設計が私の生活の中心でした。
骨折をしていると不自由と感じることが多く特にできることもないので設計の勉強に真摯に向き合いました。
今となったら大事な時間だったかもしれません。
足が良くなるにつれてスキー部の活動にも少しづつ顔を出しました。
知らないうちに後輩がすごく増えて賑やかになっていたけど、どこか懐かしい感じがしてやっぱりスキー部は居心地がいいなと思いました。

4年間を上手くまとめたかったけど色々なことがありすぎてまとまりません笑
言うならばスキー部は僕の心のオアシスだったと思います。

そんな素晴らしい4年間を与えてくれた皆さんに一言ずつですがこの場を借りてお礼を言わせてもらいたいです。

まず新4年生へ
去年は怪我で抜けてしまってごめんなさい。
全国公やスキー部の運営、本当にお世話になりました。感謝してもしきれません。
みんな頼もしい人ばかりなので代替わりも何も心配せずスキー部を任せられたと思います。
みんなのおかげでスキー部はより良い方向に向かっていると思います。
先輩らしいことは全然できてないけどあなた達の先輩でいられることを誇らしく思ってます。

3年生へ
みんなキャラ立ちがすごくて仲良いのか心配でした笑
そんな心配は無用でしたね。
入部したての頃に僕の骨折シーンを見せてしまって申し訳ないです。
幹部代になってみんながどんなスキー部にしていくのか、陰ながら応援させていただきます。

2年生へ
なかなか一緒にいれる時間が少なくてもっと喋りたかったです。
遊びに行ったら暖かく迎えてください。

先輩方へ
本当に良くしてくれてありがとうございます。
先輩達が忙しい中でもキー部に顔を出したくなる理由が卒業して初めてわかりました。
こんな素晴らしい環境だったのも先輩達のおかげです。
今後ともよろしくお願いします。

同期のみんなへ
一人ずつ言葉を残したいですが、長くなりすぎるし照れ臭いので、、、
本当にただただ楽しかったです笑
スキー部に行けば冗談ではなく腹筋が筋肉痛になるほど笑ってました。
でも一度板を履けば真剣に取り組む、そんなみんなが本当に好きでした。
最後は一緒にスキーできなかったので、近いうちにまた滑りましょう笑
4年間一番お世話になりました。ありがとう。

他にもコーチの大地さんやボナールの崇寛さん横浜市立大学のみなさん、
OBOGの方々、いつもお世話になった入山登。
骨折の時には特に迷惑をかけた両親。
本当に沢山の方々と出会いお世話になりました。
ありがとうございます。

スキーを通して頂いた恩はスキーを通して返したいと思います。
それではこれで卒業の言葉とさせて頂きます。



平成303月 吉日 卒業生 三田雄貴