YNU Racing Ski Team

横浜国立大学体育会スキー部のブログです。

2016年卒 七田

こんにちは、4年の七田です。

同期の犬飼が一足先に更新しましたね、自分は部長経験があるわけでもないのでここで更新して栗原元部長にトリを任せたいと思います笑

一昨日になりますが、後輩のみんなに追い出していただきました。市大3年のとある後輩が「早く追い出したい」とか何とか言ってた気がしますが…きっと本心でしょうね笑


あまり自分のことを書くのは好きではないのですが、最後になるので少し書かせていただきます。

自分は競技スキー出身というわけではないですが、毎年家族でスキーに行くスキー一家ではありました。それもあって、大学に入ってもスキーが続けられればいいなーくらいの気持ちでスキー関連の部活・サークルを探したところ、この部活に出会いました。

入部自体はすんなりいったのですが、この時、自分はこの部活が体育会のアルペンスキーをやるしっかりした部活だとは思っていませんでした。ただそれは仕方ないことかもしれません。2年連続で新入生が来ずに廃部寸前だったスキー部を抱えていた当時4年の翔生さんからすれば、部員が来てくれるだけでハッピーだったでしょうからね。初めて挨拶させていただいた時に、翔生さんがすごく歓迎してくださったのをよく覚えています。

で、1年目。プレから始まり楽しい日々を過ごしていましたが、村長杯で大会のガチっぷりを初めて体感したというのが正直なところです。
年末合宿でポールに入ることがなかったので、村長杯が人生初ポール&初レースという何とも意味不明な状況でした。
翔生さんも研究が忙しくほとんど来れていないなかで、市大の先輩方には本当に助けられました。インスペのことやどこに目を向ければいいかなど、様々なことを教えていただきました。ありがとうございました。

2年目。翔生さんが引退されて僕らで部をまわしていくこととなり、栗原新主将と4人の新1年生4人の下、新たなスタートを切りました。
この年は前年とは違い、様々な新しいことを始めました。
例えば、文化祭の出店。自分のなかではこれが結構大変でした。何もノウハウがないなかで手探りでしたが、みんなの協力のもと何とか成功させられてよかったです。
あとは初の国大単独合宿。2月中旬に計画してそのまま村長杯へつなげようというものだったのですが、記録的な大雪で嬬恋のスキー場が機能せず、結局3泊4日一本も滑れないという何とも残念な結果になってしまいました。

そしてこの年、自分は少し悩んでいたことがありました。それはこの部を辞めるか否か、ということです。
スキー部の活動は時間もお金もかかり、どこか自分のなかで障壁に感じてしまうことが多くなっていました。もちろんスキーの技術の方ではもっと上手くなりたいという向上心はありましたし、周りと比べた劣等感が強かったわけでもありません。ただ、時間の面でスキー部にいることの意味を見失っていました。
ただ、そこで思い留まったのは、同期や後輩の存在が大きかったです。
やっぱり、何より、みんなといるのは楽しかったし、この輪を離れるのはもったいないと感じたんです。活動頻度は減ってもいいから、とりあえず続けていこうと決めました。

3年目。7人もの新1年生と共にスタートしたこの代は、犬飼新主将に多大なる負担がかかってしまいました。というのも、同期の栗原が秋学期から留学に行き、自分も就活があったのであまり活動に参加できなくなり、犬飼1人で部をまわさなければならなかったからです。
少しでも力になろうとプレ合宿の運営をやったり、会計の仕事をやったりしましたが、結局途中から完全にいなくなってしまいました。申し訳なかったですね。

4年目。
前半はほとんど就活で参加できず、合宿も多くは行けませんでしたが、自分は結構楽しくやらせてもらいました。実は今シーズンをキャリアハイにしたいという野望を持っていたんです。だから今まで以上に自分の滑りと向き合って色々考えた1年でした。ただ暖冬の影響もあってポール練習がほとんどできなかったのが残念です。全国公のSGでポール慣れしてないと指摘を受けた時にそれを痛感しましたね。
ただ、ラストランは結構いい手応えでした。今まで以上にポールに寄せて攻めていけたので、あまり悔いはありません!


ちょっと書きすぎましたね、すいません。
この4年間を振り返って思うのは、部をまわすことの大切さです。自分は実は2年生から3年間、副部長という立場にありました。部長が部を引っ張っていくなら副部長は部を陰から支えていく立場です。「部をまわす」とは例えば備品のチェックだったり、目の届きにくいところで忘れていることはないか気にしたり、ぶっちゃけやろうと思えば誰でもできることです。が、あまりやろうとする人はいないのが現状です。というのも、「部をまわす」という行為自体は誰かが評価してくれるわけでもないし自分に何かメリットがあるというわけではないからだと思います。
ですが、これを誰かがやらないことには部はまわりません。組織にはこういう役回りが必ず必要ですし、自分はこの立場を本当に誇りに思っています。
スキーは個人競技ですから、自分の技術向上に努めるのは当然です。しかし、それなら1人でもできます。私たちは部に所属しているんです。部の活動が円滑に進むためには何がされてなければいけないのか、何か自分にできることはないか、後輩達にはそうしたことを考えて今後の部活動に専念して欲しいと思います。


市大の先輩方へ
今まで様々な面で支えて下さり、本当にありがとうございました。国大のことを鬱陶しく思うこともあったかと思いますが、私たちの代にとって唯一の先輩で本当に頼りにさせてもらいました。
これから自分も先輩方と同じOBという立場になりますが、先輩方への感謝と尊敬の思いは一生変わりません。


同期のみんなへ
スキー部の中で最も多くの時間を一緒に過ごして来れて、本当に楽しかった。みんなが同期で本当に良かった!栗原も尾花もまちこも、卒業の時期は違うけど同期は一生同期だから!みんなそう思ってるよ!これからも仲良くしていこう!


風紀委員とかお母さんとかいろんなあだ名と仕事があった自分ですが、これで卒業になります。
廃部寸前から復活したこのスキー部が更に発展していくことを願っています。
これからも市大共々頑張ってください!

最後に、これまで時間を共にした全ての先輩方、後輩達、同期のみんなに心から感謝の意を示し、お別れとさせてもらいます。
今までお世話になりました!




平成28年3月27日 七田 猛