YNU Racing Ski Team

横浜国立大学体育会スキー部のブログです。

2018年度卒業生 森 千聡

みなさま、お久しぶりです。
326日に大学を卒業しました、森千聡です。
 
ブログ、書こう書こうと思っている間に、世間は令和を迎えていました。
新しい時代の始まりに、過去を振り返る記事を書くってなにごとでしょう。
怖いですね。ごめんなさい。
もっと怖いのは、同期の未執筆者がまだあと3人残っているということです。
そんなわたしたちですが、どうぞ長い目で見守っていてください。
 
自分史を書くことも考えたのですが、まずは、
お世話になった先輩方にお礼のメッセージを書き綴りたいと思います。
 

最初は2つ上の優しすぎる先輩たちへ。


船津さんへ
飛び入りで参加させてもらった1年次のプレ合宿で、笑顔で出迎えてくれた船津さんを見て、この人が部長だったら安心して入部できると確信しました。
3年前、壮絶な痛みだった骨折の応急処置も、診察室で全治4か月の診断が下ったときも平静を保てていたのに、待合室で迎えてくれた船津さんの表情を見た瞬間涙してしまったことを思い出します。療養期間中のわたしは心が落ち込む日が多くて、学内で船津さんに会っただけで泣いちゃうメンタルでした。今考えても謎すぎる。きっとわたしは見栄張りな性格が作用して、辛い時に自分でも知らないうちに感情に蓋をしている部分があるのですが、船津さんはそういう感情のバリアを難なくほどいてしまうような、会うたびにほっと心が和らぐような、わたしにとってそんな人でした。不思議です。絶対自分で気づいてないでしょ。けれどわたし以外にもきっとこの恩恵を被っている人はいます。何様だって感じですが、これからもずっと、周りの人の心を人知れず幸せにしてくれるような方でいてほしいなと思っています。
 

野井さんへ
 スキー部で一番最初に関わった人が野井さんでした。プレ合宿の早朝、運転する車に乗せてくれた野井さんはとても気さくで人あたりのいい方で、新歓スキーに参加して野井さんのファンになったわたしの美人な友人のこともすぐに合点がいきました。せっかく卓越したスキーの技術を持っていながら、合宿にストック持ってこなかったり、レースではグローブ外しながらゴール切ったり、本当になんなん?みたいな部分がありつつも、野井さんの温厚で愛されるキャラクターだからこそみんなに受け入れられているのでしょう。
 オフシーズンはやまたけの家でサッカー観たりお酒飲んだりわたしの家で鍋したり(全部夜中まで)本当によく遊びましたね😊2つも年上なのにくだらないことで永遠にしゃべっていられるのも野井さんの魅力です。また、東北を旅してるっていうから山形来てくださいよ~ってノリで言ったらフェリー乗り継いで本当に来てくれたのも驚いたけどめっちゃ嬉しかったです。さすがふっかる芸人。今度は蔵王にスキーしに来てください!ちゃんとストック持って来てくださいね。
 


そして破天荒で大好きな1つ上の先輩たちへ!


平島さんへ
 ほんとう~~によくお世話になりました!シーズン直前に入部してすぐにスキー部に馴染めたのはたぶん平島さんのキャラクターのおかげです。プレに参加してみんなと一通り知り合えたけど、まだ仲良くなれたわけではなかった1年生の冬、今みんなたくみんちにいるからおいで!って声をかけてもらったことが、スキー部が大好きになる最初のきっかけでした。たくみさんの家からみんなで帰りながら峰岡の坂で見た午前3時の冬の空は、とても星が綺麗でした。
リフトが止まるまで練習に付き合ってもらった合宿では、日々上達が肌で感じられてめちゃくちゃに楽しかったです。だからこそ骨折してしまった時は気持ちに体がついていかず本当に悔しくて悲しくて、精神的に不安定になったときもたくさん支えてもらいました。平島さんのことは勝手に横浜のお父さんだと思って、LINEの名前もそう変えていました。笑 騒ぐときはとことん騒ぎ、真面目にやるときはとことん真摯に向き合う姿は、一先輩としても、1人の人間としても本当に尊敬しています。平島さんは、この大学で入学してよかったとわたしに思わせてくれた人でした。
 

桜子さんへ
平島さんがお父さんなら、桜子さんはお母さんみたいな存在でした。桜子がいなかったら同期は仲良くなっていなかった、という1つ上の代の話の通り、同期に対しても後輩に対しても、すごくよく気のつく方だなと思っていました。同じ釜台に住んでいることもあり、何度もご自宅に招いていただいて、何度も美味しいごはんとお酒をいただきました😊桜子さんのお母さんにも大変お世話になりました!ほんとう~~に大好きです!!
でもプレ合宿で初めてお話ししたときは雰囲気も話し方も落ち着きがあって淑女のような方だと思っていたのにそのイメージは一瞬でしたね。颯爽と雪面を駆け抜ける姿と、飲みの席で真っ赤な顔で意味不明な発言を繰り返す姿、あれは本当に同一人物なのでしょうか??飲みのことに関しては全くもって人のこと言えないし、ていうかたくさん介抱してもらったので何も言えません。でも酔った桜子さんも大好きです。なみきさんたちと山形来てくれる計画、楽しみにしてます!たくさんお酒取り揃えてお待ちしていますね。
 

野口さんへ
 野口さんには、わたしの話を必ず親身に向き合って聴いてくれるという絶大な安心感があります。落ち込んだこと、不安だったこと、最近おもしろかったこと、何を話しても絶対に引いたりせずに笑、ニュートラルな立場で考えを返してくれるので本当にありがたい存在です。
野口さんは、状況の言語化がとても分かりやすく上手で、わたしのとりとめのない話を綺麗にまとめてくれるので、話し手として非常に話しやすいです。国語ができる理系の人間って感じ。のぐっちにまとめてもらって、ああそうかわたしはそれで悩んでいたんだ、とそこで初めて腑に落ちることがあります。たぶん、先輩の中でいちばんいろんな相談にのってもらいました。
しかし普段がとても頭の回転が速く落ち着き払っている分、泥酔したときの面倒くささは異常です。たまにわたしたちには見えない4次元空間やz軸や虚像が見えるらしいのですが、この世界は3次元です。ちゃんと実像を見てくださいね。実は結構頼りにしていますのでこれからもよろしくお願いします。
 

三田さんへ
 学科がお忙しかった三田さんに初めてお会いできたのは岩岳本戦が始まってからの1年次の3月でした。三田さんに会う前、「みたっちは男前だから」って散々平島さんから言われていたのでいやそんだけハードルあげられたら相当じゃないと驚かないぞ、と思っていたのですが結局うわ確かに…と納得してしまった入山登での昼下がりを思い出します。
 1年次にわたしが骨折し、2年次にエースみたっちが骨折したために一緒に滑れた記憶がほとんどないのが残念過ぎます。もっと三田さんの滑りを目に焼き付けたかったです。その代わりというか、雪山にいた時間より一緒にお酒を飲んだ時間の方が圧倒的に多いですね。経堂飲みいつか実現させましょうね😊
また、いつも冷静沈着で知的なイメージかと思いきや、恋模様はいつも混沌を極めていて(言っていいのかな)本当はとても人間らしくて熱い人だということがだんだんわかってきました。もりちさとは三田さんの幸せな未来を心より応援しています。
 

こっしーさんへ
 この場を借りてお礼を申し上げます、2台ピアノのコンサートに足を運んでくださってありがとうございました!突然の降雪によって公共交通機関が麻痺し、聴きに来てくれるはずだった友達が次々と足止めを食らっていたあの日、客席にこっしーさんを見かけたときは飛び上がるほど嬉しかったです。あと西尾維新の話が通じるのも、しかも結構コアなネタまで通じるのも最高でした。文章表現の豊かさをふんだんに活用した文豪感のあるTwitterもブログも好みすぎました。
 2年生の時、ちょっと仲間内で険悪な感じになったとき、落ち込むわたしの雰囲気を察知して「もりち元気出して」ってお菓子をくれたのを覚えています。表立って何かするわけではないけれど、陰でそっと後輩を気遣ってくれるところも、こっしーさんの優しさが垣間見えた瞬間でした。わたしと桃の間で一致している見解のひとつとして、結婚するならこっしーさんみたいな人が良いです。以前これを野口さんに言ったら「いやこっしーのTwitterのいいね欄見てから言えや」と言われました。安心してください、見てから言ってます😊
 

拓海さんへ
 拓海さんの心優しさにどれだけ救われたかわかりません。なぜかと言いますと拓海さんに関しては本当にご迷惑をおかけしまくったからです、ごめんなさい。今ぱっと思いつく過去の悪事は、拓海さんの部屋の段ボールに爪楊枝で無数に穴を開けたことと、Wi-Fiのパスワードを油性ペンで塗りつぶしたことです。全て若かりし大学1年次の出来事です。でも死ぬほど優しいたくみさんはそんな過去があっても学内で会うとあっもりち~って笑顔で手を振ってくれるので神だと思っていました。
 あと、共通の友人が意外に多かったのも驚きましたね。その中でも一番笑ったのは、わたしの学科の女友達で、拓海さんのバイト先の後輩だった女の子の彼氏に家具を全部譲ったら、その後すぐ破局したため、結果的に縁もゆかりもない見知らぬ男性が拓海さんの一切合切の家具を今も所持しているということですね。そんなことがあっても笑って許せている拓海さんの心の広さに感動します。広すぎて損しないでくださいね。関係ないけどみずほ土日営業しなさすぎじゃないですか??


圓礼さんへ
 さすがは大阪の生まれ、1を聞いたら10教えてくれるような先輩でした。2年次に学年旅行で大阪行きが決まったとき、おすすめのお店ないですか?と聞いただけで最寄駅からモデルコースまで教えて下さる方はそういません。同じ野球好きとしてもなかなか話が楽しかったですが、なにぶん押しのチームが巨人と阪神という相反する2チームなので一緒に観戦できることはこれからもきっとないのだと思います。無念。
そしてたまにはスキー部の集まりに顔を出してくださいね!成城石井のおいしいおつまみを肴に、面白い話をたくさん持ってきてくれることと楽しみにしています😊
 
 
 
後輩にも一人一人お礼を言いたいところなのですが、
代表して、前部長にあててメッセージを送りたいと思います。
 

たごっちへ
 まずはお礼を言います、私たちの学年をこんなに好きでいてくれてありがとう。先輩らしいことするどころかなんなら経験者のたごっちのこと頼り切ってました。たごっちたちが1年生のときは、下学年しかいない状況の中での練習合宿や大会運営だったので、めっちゃ大変だったけどめっちゃ仲が深まりましたね。五竜では全体練習後に一緒にフリーしたり、ビデオを撮ってもらったり、後輩というよりなんだか同期が増えたみたいな感覚でした。あのシーズン本当に楽しかったです。たごっちと言えば、韓国語の授業を一緒に受けた日々のことを思い出します。2年生の時のわたしは時をかける少女だったので、1年生のたごっちと透子ちゃんと同じ授業を受けていました。あれもりちさん再々再履ですか??とか散々煽っておきながら終わってみれば私よりも成績低かったのはどうしてですか??(煽り)まあでも5回欠席しておきながら秀をかっさらっていった透子ちゃんがいちばん意味分かりません。これは普通に評価の観点がゆるすぎる説濃厚だよね。
 
 

ではでは、ここからはいちばん長い時間を過ごした同期たちへ!
もう少しですのでお付き合いください。
 

昂明へ
入部時期がほぼ一緒だったたかあきの第一印象は「この人浪人したのかな?めっちゃ疲れた顔してるな」でした。後々聞くと、入部時期が遅かったために岩岳本戦に出られないと知った直後で、モチベーションが喪失していたそうなのですが、その後雪山で見たたかあきくんはとても生き生きしていてほっとしたのを覚えています。そして本当に一浪していました(煽ってないよ😊)
一体財源はどこにあるのか?というスキー部の七不思議に値する経済力で、クレープをおごったりお酒をおごったり、本当に優しい人だなと感じます。前に同期に学年旅行の旅費を振り込んでもらうよう頼んだとき、端数はわたしが払うつもりでいたけど、たかあきだけそれに気づいて多めに振り込んでくれていたことに気づいたときは感動しました。2年次の全国公運営や、3年からの部長ライフと、自分のレース以外での責任が重くて大変な立場だったと思うけど、だからこそ部員が引き締まってみんなで一致団結して頑張れたので、その先陣を切って頑張ってくれたことにとても感謝しています。あといつも美味しいお酒を合宿に持ってきてくれてありがとう。笑 せっかく酒造りの地に戻ってきたので、夏休みは期待していてください。
 
 
やまたけへ
 忘れもしない20161231日、学年のグループLINEで年の瀬のぶっちゃけトークをしていた時、「じゃ、言います!冬合宿中、もりち苦手でした!」ってやまたけから来た時は、うすうす感じていた憶測が確信に変わった衝撃の瞬間でした。笑 1年生のあの頃に比べたら本当に楽しく話せるようになったよね(コミュ障発言)わたしとやまたけの共通点は、物言いにあまり遠慮がないことと、にもかかわらず両者傷つきやすい性格ということだと思っています。笑 プレの時の集合写真はまじで悪意ゼロです、今度ちゃんと全員で写真撮ろうね。てか夏休み旅行そろそろ企画しますね。
話は変わりますが、部の運営に関しては、いちばん全体が見えていて、先々のことを見通す力のある人だなとずっと感じていました。幹部代の時は、同期が自分たちのことでいっぱいいっぱいになってても、やまたけは必ず後輩や部全体のことを考えてくれていました。ぶっきらぼうなのは口先だけで、実はすごく人間思いの人であることは4年間でつくづく感じていました。ハリネズミの愛らしいLINEスタンプに、やまたけの人柄の全てが詰まっていると信じています。
 

翔へ
 翔との最初の出会いは、1年次の常盤祭で、桃に「スキー部には坂口健太郎にめっちゃ似てる子がいるの」とスキー部のブースに手を引っ張っていかれたときでした。いやいや今をときめく人気俳優がいるわけなかろう~と思っていたら想像以上に似ていて思わず「まじじゃん」って桃に言いました。miwa好きな翔と坂口健太郎好きな桃とわたしで、2人が主演だった映画を見に行ったのはいつのことだっけかな。それぞれお目当てが違ったはずなのに、最終的に坂口健太郎ファンが3人になって帰ったのは面白かったです。なんで君も坂口健太郎に惚れるんだよ。
 同じ初心者で始まったはずなのに私が途中から消えたシーズンにめちゃくちゃ上手くなってて悔しすぎました。またみんなスキーしたいね。3年次に就活で忙しくなってからはなかなか顔を合わせない日が続いたけど、OB会や追いコンで見かける翔は某コンビニバイターだったときよりずっと健康そうで安心していました。今の仕事はホワイトそうだと聞いているのでわたしは自分の心配をしますね。夏休みに近況報告するときはお互い健康でいようね。
 
 
大智へ
 大智は本当にわたしと同い年なのでしょうかっていうくらい、落ち着きがあって物事に対して誰よりも真剣な人だなと感じています。クールガイに見せかけて自分の頑張りたいことに対してはものすごく熱意を注ぐし、あまり表立って発言はしないけど、本当はいろんなこと筋道立てて論理的に考えてるんだなこの人!って気づいてからは、能ある鷹って本当に爪を隠すんだな~と思いました。
褒めちぎったから違う話します。留学しておしゃれジェントルマンになってるかと思いきや日常会話でマ?とか普通に使ってくるの意外すぎてじわる。田舎の中学のやんちゃな友達にもマ?って使う人いないです。でもやめないでね。
あとファッションセンスが最高すぎるのでこれからも周りの人を幸せにし続けてください。昔、従兄弟をおしゃれボーイにしようとして、従兄弟にプレゼントする服の買い物を大智に手伝ってもらったことあったな。その節はありがとう😊従兄弟は丸刈り野球少年なのでおしゃれボーイにはなれなかったけど、今でもあのニット気に入って着ています。
 


桃へ
 そして桃!1年生の4月から4年生の3月までずっと一緒にいた桃ちゃん。桃とこんなに仲良くなったきっかけは1年生の初夏、桃が唐突に「もりち、自由が丘行こう?」って誘ってくれたことでした。あの頃はまだそこまで桃としゃべったことがなくて、なかなか緊張しながら2人で東横線に乗り込みましたね。それを皮切りに何度2人でお買い物旅グルメ旅お泊まり旅をしたかと思うとなんだか感慨深いです。
桃とわたしは、性格のタイプ的にはあまり似ているほうではなくて、共通している所と言えば一人っ子であることと、旅行好きでグルメ好きなところくらいなんだけど、大学生活では気づけばひたすら一緒にいたし、ずっと居心地が最高な友達でした。なんでかな?って最近考えて、一つの結論にたどり着きました。桃は置かれた場所で咲くのが得意な人なんじゃないかなと思います。未知のものに対して、自分のフィールドを自在に変容させて、新しい世界を広げることができる人。桃は、もともとは医学の道に進みたかったとちらっと聞いたことがあったけど、今こうやって特別支援の分野で修士課程まで進学し、勉学に励んでいる様子を耳にすると、尊敬の念すら覚えます。一緒に京都に旅行した去年、わたしが行きたかっただけのマイナーなお寺に桃を付き合わせちゃった時、わたしの心配をよそに「ここ初めて来たけどいいね。めっちゃ好きだわ。」って写真を撮りまくってる桃を見て、ああこうやって新しい世界との出会いを疎かにしない人だから、この子となら何にでも一緒に挑戦できるなって思わせてくれる人だから、わたしは桃のことが大好きなんだなって思いました。もうはずかしくなってきたので終わりにします。笑 おばあちゃんになってもかわいいお店と美味しいごはんを巡る旅しようね😊
 
 
文章にしてみるとなかなか照れるものですね。
本当はもっとたくさんの先輩や後輩やコーチの方々にも厚くお礼を申し上げたいのですが、ごめんなさい、このあたりで締めくくりとさせていただきます。
 
 


ここで少し今の自分の思いを書きますね。

スキー部は、わたしの部活に対するイメージを一新してくれました。

一つは、部活というものがこんなにもあたたかくて楽しいものだと思わせてくれたこと。
高校までのソフトボールの部活で出会った人たちは、もちろん今でもかけがえのない存在で大好きな人たちです。しかし反面、部活という集団に対しては、熾烈なレギュラー争いや上下関係、監督の指示通りにこなすプレーなど、どこか苦しさを感じながらの日々だったように思います。
しかし、このスキー部はいい意味で上下関係があたたかく、伸び伸びと努力することができる環境でした。これはわたしにとってははじめての経験であり、スキー部をさらに好きになる瞬間でもありました。

もう一つは、部活が自治的なものであると気づかせてくれたこと。
運営に積極的に関わる顧問の先生がいないこの部活では、部員の力が全てです。3年次、運営方針が食い違ったとき、同期6人全員で今の自分たちが思うことをグループLINEのノートに書き綴った日のことを思い出します。これまで経験した部活は、もう型が決まった枠組みの中で、自分たちができる最大限の努力をするものでした。このスキー部に入ったことではじめて、部員である自分たちが枠を作り、形成していくものだと知りました。
きっと歴代の部長や副部長を務めた人たちには、わたしの想像をはるかに超える苦労と重責があったのだと思います。同じ学生でありながら、その苦労を乗り越え、役職を全うしていく先輩、同期、後輩には感謝の思いでいっぱいです。本当にありがとうございました。




冷静に考えると、骨折をしても靭帯を切っても大病に罹っても、誰もスキー部を辞めずに戻ってきてるの本当にすごくないですか?
これは偏に、栗原さんや船津さんの代から形づくられてきた、部員一人一人の個性や状況を尊重してスキーをさせてくれる、アットホームすぎる部の雰囲気の賜物なのだと思います。



先日の追いコンでは、スキー部に関わった4年の日々が、走馬灯のように思い出されました。
昼休みの部会でワースタの扉を開ける瞬間、
よく宅飲み会場になるやまたけの家をピンポンする瞬間、
岩岳のレースで声援を背にスタートを切る瞬間、
スキー部に関わった一瞬一瞬が本当に幸せでした。
これらの時間の記憶はすべて、
忘れられない思い出としてわたしの心に残り続けるのだと思います。
こんなにも楽しい時間を4年間も私に与えてくれたこと、
感謝してもしきれません。


同期の5人、たくさんの先輩や後輩のみなさん、白馬村のコーチの方々、
数え切れないほどの幸せを、今まで本当にありがとうございました。
まだまだ過渡期にある横浜国立大学体育会スキー部が、これからどのように進化を遂げていくのか、見守る立場になっても本当に楽しみです。

400km離れた場所で、みなさんのますますの活躍を心より応援しています。

 
2018326日 卒業 森 千聡